昨日の純銀線試聴、LAW5000MK2のフル充電から電池切れまで、AUX出力で6時間駆動だった。最近のタッチパネルDAPの10時間超えからすると短いようですが、どうでしょう。
移動先で充電し聴きながら帰宅、次のために充電、こんなサイクルでの使用ならま~6時間でもいいのかなんんて、あり物での音質改善策でした。
本来プレーヤーを替える所に目が向くと思うのですが、うちでの最高プレーヤーであるFiioX7と比較しても、Low5000MK2が劣った音でもなかったので、比較的コストの低い人寄りのインターフェースから、改良(交換)してゆきました。
でも・・・最新のDAPも気になったりして^^;
とま~そんなこんなで、ケーブル替えたらどんな音かなと
電池の切れ目がケーブルの交換時期とばかりに
リケーブル・・・バチン
飛んだのは端子側のケーブルではなく・・・
黄色い破片でした。!!!
ボッタクリ価格と酷評していた、MMCX ASSISTが
割れた。!!
2プラグ✕5回目で割れた。
いくらなんでも壊れるのが、早すぎる!!
見事にど真ん中から、真っ二つ!
疲労破壊にしては、あまりにも短い生涯
耐久性なし”0点”
割れの原因を調査してみましょう。
引き千切られたような部分がある。
表から見てみましょう
樹脂の流し口:ゲート(トンネルゲートと言います)
樹脂(プラシチック)の流れを見てみましょう。
ゲートから金型内に樹脂を流し込みます。
↓
金型内に高スピードで入った樹脂は回転しながら
長手方向にまず飛びます。
↓
この形状ならハサミの先端部に先ず充填される。
↓
先端から充填密度が上がってきて
↓
最後にゲート部が充填されます。
この時に先端から詰まってきた樹脂の出会い
「こんにちは」する部分が、ウエルド線になります。
(チョット曲がっているのは、形状に左右される)
このウエルド部が、溶融していないと割れの起点になる。
製品の用途からして、ウエルド線ある事自体が
外観上大きな問題ではないのだが・・・
問題なのは、位置なのです。
この製品で唯一の可動部が、このウエルド線部なのです。
伸び縮する所に断層があれば、どうなるかお分かりですよね!
針金だって同じところをフニャフニャ曲げていると折れます。
ちなみに割れた金型番号は#2
製品表面もザラザラしていて、見た目にも問題ありあり
割れの推定原因
・ゲートまでに樹脂が流れる経路のランナー構造
※コールド樹脂や樹脂の軟化時のガスが製品内に流れないような工夫
・ゲート位置の問題
※左右対称で中心が運動する構造の場合、センターにウエルドが出来ないようなゲート位置にしなければなならないのだが、ど真ん中から入れているのでウエルドが運動部になるゲート構造になっている。
・表面の感じからしてPOM樹脂が材料と思われるのだが、吸水率が低い樹脂だが成形前には予備乾燥が必要である。樹脂ペレット管理はどうだったのかな。
・もう一つ表面の状況見ると、シボをあえて入れたのではなく、金型加工を放電加工行ったままのように見える。本来は金型をピカピカに磨いてから、荒らすならシボ加工というエッチング処理を行うのだが、この金型は放電加工のままで磨いていないので、表面の樹脂流動が阻害され樹脂温度低下にも繋がる。
・成形時の金型温度はどうだったのか、200度程度の樹脂が金型内に流れると最初に入った樹脂が急激に冷やされ、流れて先端まで行ってゲート部まで戻ってきて「こんにちは」するウエルド部で溶融で来ないくらいまで冷えている。POMの場合、金型は温調しなければならない、水や油を循環させ70度程度で保温しておく必要があるのよ。
等等色んな条件が絡んでくるのだが、致命的なのは金型のゲート位置と成形時の管理及び成形品の検査特に定期的に抜き取り検査(抜き取りで開いて割ってみれば成形ライン上でも分かるはず!)
とまあ思ったことを、伏せ字で書きました。
うるさい親父ですみません
伏せ字はあえて読まなくてもいいですよ。
色々な問題がありそう製品で、
この価格に見合う価値はないと思う
駄菓子屋価格にすべきと思うよ!
もらったものだったら諦めもつくが、こんな高価なもの割れたから、また買いましょ!って代物ではないですよ!!
とりあえず販売店にクレーム
送料こちら持ちで、再送してくれる事になったのだが
また同じようなものが来るだろう。(´・ω・`)